移住生活

育児休業2か月目の変化を振り返る

育児休業から2か月が経ちました。
今では育休直後のふわふわした感じがなくなり、日常になっています。

育児休業1年間という決定は、清水の舞台から飛び降りるようなものでしたが2か月で日常になっていくのですね。
第2子が生まれたときには育休2か月取りましたが、育休終わり際の2か月と、これからも続く2か月とはだいぶ違う感覚を持っています。

備忘録を兼ねて2か月の変化を振り返ります。

育休の変化その1:心が平穏になった

育児休業取得から一週間を過ぎると、同僚を含む周りの方から『育休特有のアンニュイな雰囲気が出てきたね』と言われはじめました。

私の職場環境はとても恵まれていて、やりたい仕事をやらせてもらい、働きたい仲間と働かせてもらえる、日本の会社では先進的な組織です。

世界的な調査会社であるギャロップ社で以下のような調査結果が発表されています。

  • 職場に3人友人がいると人生における満足度が96%アップする
  • 同時に、給料における満足度が200%アップする
  • また、親友(もしくは尊敬できる人)が職場にいると700%仕事へのモチベーションがアップする

私はいずれも満たしており、大変のびのびと仕事をしていました。

ということを踏まえても、育休に入ってからの穏やかな心への移りかわりは心地よかったです。
社会的な意義を持った仕事で人前に立つことも多かったので、一時的に肩の荷が下りたのはあるかもしれません。

目覚まし時計をセットする必要もなくなりました。
働いているときも8時間の睡眠は確保していたのですが、寝過ごせない重圧は潜在的にあったようです。

曜日の感覚は、5歳の息子が保育園に通っているおかげであります。

ほぼ一日中、子どもと接しているので明らかにアドレナリンの量が少なくなりました。
ほおっておくと、より中性的になってしまいそうなので、これには手を打つ必要がありそうです笑。

育休の変化その2:意外と忙しい

子ども3人を育てながらフィジー移住の準備をしていることも大きな要因ですが、休業以降一度も暇を感じたことがないです。
むしろ、穏やかになると同時に日々焦燥感に駆られてもいます。

スマートフォンの立ち上がっているアプリの数が20個に達していたことに気づいた時に、『今自分は余裕がないんだな』と自覚しました。

毎日炭酸を飲むようになったことを見ると、シュワシュワっとはじけて、モヤモヤする気持ちをスカっとさせたいのかもしれません。(長嶋監督か笑)
これには同僚の旦那さんから共感をいただきました!

一方、新しくやりたいこともどんどん生まれてその消化に追いつかず
周りから『3か月もすると暇になって働きたくなってくるよ』と言われていましたが、今のところ全く暇になる兆しはありません笑。

育休の変化その3:世の中のB面で過ごせるようになった

B面という表現が適切かはわかりませんが、
周りが働いているときに自由に動け(育児しているけど)、遊んでいるときに動けない(平日夜は寝かしつけ、休日は子どもたちにつきっきり)という大多数の人と真逆の生活をしています

休業前は、出勤する人であれほど賑わっていた駅までの道は、驚くほど散歩に適した緑道になり、順番待ちの公園のブランコには乗り放題です。
オフィス街から外れていることもありますが、昼間の電車はソファーのように座れます。

保育園の送り迎えも、早めに送って園長と話をしたり、早めにお迎えに行って親御さんと話をすることが多くなりました。
同じマンションの小学生が学校から帰ってくる時間帯に居合わせることが出来るので、夕方はマンションの前で一緒に過ごしています笑。

同じ地域に住み続けているのに、全く違う環境で過ごし、新しい人たちと交流する、新鮮さを感じています。
ん、もしかしてパラレルワールド?!笑

育休の変化その4:夫婦に多様性がなくなった

お互いが、同じ場所で同じ行動をとっているので、だんだんと多様性がなくなってきたように感じています。
もちろん一緒にいられることは大変楽しく幸せなことですが、多様性は生存戦略における武器である、と考えると将来的な不安を感じます。(まだ直感レベルですが)

わずかながらもお互いの時間を作っているので、それが突破口になることを願っています。

育休の落とし穴は、“ないものねだり”

夜中も2時間おきにおきる新生児を育てている今時間がないのは当然です。
休業中なので、会社や同僚はこの期間に仕事に関して成長するのも当然です。

大事なのはマインドフルネス的な『今ココ』に集中する心の在り方かなと考えています。
夫婦の会話、子育てに集中できる環境、立ち止まって人生を考えられる時間を今ココとして捉えて引き続き、育児休業を楽しみたいと思います!

出国まであと2週間。荷造り頑張ります!

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