フィジー渡航前の予防接種を家族で受けてきました!
抗体は、1回の接種では数か月しか持続しないため、2回目の予防接種です。
フィジー渡航前に受けた予防接種(2回目)に行ったよ
子どもは母子手帳を提出・大人はトラベルメイトという予防接種履歴を記録できる手帳を提出します。(1回目の予防接種時に配布)
渡航先での病歴・接種履歴は、『記憶より記録』が重要になってくるので忘れずに記帳してもらいます。
予防接種合計費用 23,664円
<内訳>
父…A型肝炎5,400円、B型肝炎3,500円、受診料788円
母…A型肝炎5,400円、B型肝炎3,500円、受診料788円
5歳児…B型肝炎3,500円、受診料788円
2歳児…なし
0歳児…B型肝炎は定期予防接種予定(1回目のみ)。破傷風は有料で四種混合ワクチン接種予定(1回目のみ)
気になるこれまでの予防接種合計は・・・
1,2回目の予防接種費用合計:64,364円!!!
予防接種だけでなかなかインパクトのある金額になりました…。
いざフィジーに滞在してみると、必要なかったなんてこともあるかもしれませんが
家族渡航なので心配の種は最小限にしておきたいので良しとします。
予防接種・パスポート・引越し・航空券など出費が増えてきたので、ぼちぼち出費一覧をまとめていこうと思います。
0歳児の予防接種について
フィジー移住は、0歳2か月での渡航になります。
特に打ちたいのは、家族全員が接種している『B型肝炎』『破傷風』です。
生後2か月目から定期予防接種開始なので、定期予防接種内で打てるB型肝炎の予防接種を打とうと思います。
定期予防接種の範囲で予防接種をすると、無料になるのでそれで賄おうと思います(ただし、指定の接種時期から外れると有料)。
指定の予防接種時期はどうやって知ることが出来るかというと、
生後1-2か月すると予防接種の案内と予診票一式が封筒で自宅に送られてきます。
そのレジュメに記載されたワクチンごとの予防接種対象期間に打たないと有料になります。
『破傷風』は四種混合ワクチンに入っています(定期予防接種内)。
母子手帳の予防接種スケジュールに、四種混合ワクチンの予防接種は3か月目と記載されています。
フィジーへの渡航は生後2か月目なので、『対象期間から外れる形で前倒しが出来ないか』を前倒しが可能か保健所に問い合わせたところ
以下の回答をいただきました。
- 対象期間から外れると有料になります(これは覆らない)
- かかりつけの小児科医と相談してください
その後、かかりつけ小児科医に相談したところ、『当院では前倒しの予防接種は控えさせていただきたい』との回答をいただきました。
外部の機関にも問い合わせて検討してくださったようです。(頭が下がります…)
予防接種の時期は、治験のデータから望ましい接種時期(副作用が出ないか・抗体がつきやすいか等)を決めているようです。
そのため、対象時期から外れると期待した効果が得られない可能性もあるため、当医院では対象時期以外は打たない方針になっているとのことでした。
あくまで方針なので、病院によっては打ってくれるところもあるかもしれません、ともおっしゃっていました。
もし日本で接種したとしても、ワクチンは、1回の接種では数か月(1-2か月程度)で抗体が消えてしまいます。
そのため、いずれにせよフィジー滞在中に2回目の接種を行わなければいけません。
0歳児について、まだ活動的に動くわけではないので、2回目の予防接種は打たなくても大丈夫かなと思いつつ、渡航後に現地の日本人の方に必要性を聞いて判断します。
意外と怖い破傷風
破傷風は、患ってしまうと直接的な治療方法がなく対症療法しか出来ないと渡航外来のお医者さんがおっしゃっていました。
神経を侵食して筋肉の痙攣などを引き起こしますが、呼吸器系の筋肉にも影響するので、日本では対症療法といっても集中治療室での経過観察が必要となります。
(ちょうど予防接種の日の破傷風にかかった入院患者さんがいたらしく治療状況を教えていただきました。)
予防方法は、日本にいるときと変わらず怪我をしたら傷口を清潔に保つことです。
心配なら怪我をした時点で病院にかかることを推奨されましたが、毎日のように生傷を作る子どもたちなので毎日通院することになります笑。
大人は抗体が切れている可能性があるので要注意
渡航先の地域で必要な予防接種を調べられますが(1)、
幼少の頃に4種混合の予防接種受けたら大丈夫!と思ってはいけません。
破傷風でいうと、20歳前半くらいで抗体が消えてしまうので改めて破傷風の予防接種が必要になってきます。
幼児期に予防接種を受けた人であれば、1回の予防接種でその後10年抗体が持続します。
長期滞在の場合は、渡航外来に行っておくと接種履歴を確認しながら、打つべき予防接種について相談できるのでおすすめです。
怯える一方で、『破傷風なんて農作業をしている、予防接種がない時代のおじいちゃんおばあちゃんしかならないよー!』と主張する方々もいるので適切な度合いで心配をしていきたいと思います。