家族そろって渡航前の予防接種に行ってきました!
医師の相談のもと打つべき予防接種も確定し、フィジーの感染症周りの知識も提供してもらい
渡航の不安が大きく解消された日でした!
予防接種は妊娠・授乳中も出来るので、出産前の通院と出産直後の入院のついでにやっておけば効率的だったなと今更ながらに反省。
半年前くらいから考え始めると余裕を持ったスケジュールを組めます。
以前、『海外渡航外来』で何の予防接種を打つべきか事前に電話相談をしていて、
今日がその予防接種日でした。
予防接種へいざ行かむ
私たちが受けた予防接種
対面診療で改めて過去の予防接種履歴や渡航先・期間・打つべき予防接種の確認を行い、
予防接種を行います。
予防接種合計費用 40,700円
<内訳>
父…A型肝炎5,400円、B型肝炎3,500円、破傷風1,600円、相談料5,400円
母…A型肝炎5,400円、B型肝炎3,500円、破傷風1,600円、相談料5,400円
5歳児…B型肝炎3,500円、相談料5,400円
2歳児…なし
0歳児…相談中
高い😢
ちなみにフィジーに狂犬病がないので今回は打ちませんでしたが、狂犬病は13,200円です。
予防接種で予防できる病気は限られている
フィジーに限らず発展途上の海外いでは、予防接種で予防できる病気以外にも非常に多くの感染症が蔓延しています。
(ま、日本もそうだけどね)
※渡航先の国で何の病気が流行っているのかは外務省のホームページで確認できます。
以下、特に医師から気を付けてとお伝えいただいたもの
■デング熱
世界的にはワクチンが作られ始めたらしいですが、日本で打てる予防接種はありません。
※2018年5月現在
予防方法は、『蚊に刺されないこと』
うん、9か月間も南国フィジーにいたら絶対無理。
雨の日は、雨を避けながら歩けば濡れないですよってくらい無理笑。
治療方法も対症療法しかないので、感染したら安静にしているしかないのですが
実は一度目より二度目にデング熱にかかった時の方が重症化するので気を付けてとのこと。
風邪のように感染⇒回復を経て身体が慣れていくわけではないんですね。
■シガテラ中毒
感染すると『神経症状、胃腸症状、関節・筋肉痛や痒み』を引き起こすやつです。
やっかいなのがデング熱と同じで治療方法が対症療法しかなく、重症化すると完治に数か月~1年かかります。
魚を食べたときの引き起こすシガテラ中毒は、避けるべき魚の種類を頭に入れておくといいよというアドバイスをいただきました。
調べてみると400種類以上あり、覚えるのは困難でした(ギョギョ!!)
これについては現地に住む日本人にアドバイスをいただこうと思うのでわかり次第報告します。
■レプトスピラ症
ネズミなどの野生動物の尿などで汚染された淡水が主な感染経路です。
黄疸、出血、腎障害などの症状が見られるやつです。
淡水というのは、水たまり・湖・川などがそれにあたります。
特にフィジーではサイクロンで浸水も多いので淡水に接する可能性は多くあるでしょう。
やっかいなのが、レプトスピラ症は経皮感染するので子どもたちが水たまりに入って遊んだりすると感染してしまいます。
日本にいる感覚で『ピッチピッチ♪チャップチャップ♪ラン♪ラン♪ラン♪』ってやってしまうと恐ろしいことになるので
子どもたちには、まずその習慣を抜くことから始めなければいけなさそうです笑。
■ジカ熱
デング熱と同様、蚊を介して感染します。
予防方法は『蚊にさされないこと』
2016年リオオリンピック時に話題になりましたが、
妊娠中にジカウイルス感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害が起きる可能性があるようです。
ジカ熱の症状自体は軽く、感染が自覚できない可能性もあるため注意が必要です。
ジカ熱を持った蚊に刺されて6か月以内の妊娠であると感染の可能性があるため
もし次の子の妊娠の計画があるのであれば6か月以降にすることを推奨しますと教えていただきました。
次の子といったら4人目になってしまいますが笑、頭に入れておきます!
トラベルメイトを知ってるかい?
渡航前の予防接種を終えたあと、医師から『トラベルメイト』という手帳をいただきました!
トラベルメイトは、海外渡航と予防接種に関する基礎知識と自分の予防接種履歴を医師から記録いただける表から構成されています。
海外渡航用“大人の母子手帳”みたいな感じですね。
夫婦それぞれにいただきました。(子どもは母子手帳に記録)
大人は母子手帳を持ち合わせていないので、幼少期のの予防接種履歴は自己申告になります。
トラベルメイトに記録しておけば、今回以降の渡航の際に正確な予防接種計画が組めるとのこと。
例えば、私は今回の渡航前にB型肝炎の予防接種を2回しか接種しませんが
半年~1年後に3回目を打てば免疫が5年間有効になります。
その期間での接種を逃すと免疫がリセットされ1回目からやり直さなければいけないんですが
予防接種記録表を見ながらそのような相談が出来るのです。
我が家の防御力アップした
その他、基本的に食べ物は生ものは控えましょうとのことでした。
湯気が出ているかどうかを一つの判断基準にしましょう。
湯気が出ている“風”に見せているものもありますが、食べ物の周りに虫が飛んでいるか否かで判断すると良いと教えていただきました。
蚊対策について、除虫スプレーなどは日本産でなく現地で売られているものを使用することを推奨とのことでした。
熱帯雨林気候の地域では除虫スプレーの威力が段違いとのこと。
日本産は一時間おきに塗り直しが必要ですが、現地で売られているものは6時間とか平気で持続するそうです(身体大丈夫か笑)
日本から持っていくとしたら蚊帳(かや)かな。This is Japanese style.
また、痒いつながりでいくとフィジーはベッドバグ(南京虫)が出ます。
蚊の比ではないくらいの痒さと持続性があります(震)
私も子どもたちも絶対に刺されたくないものですが、なんせ長期滞在するので被害にあるかもしれません…。
せめてもの悪あがきとして『世界の果てまでイッテQ!』で世界を旅するイモトさんが
「南京虫対策で旅先の宿のベッドはエマージェンシーシートを敷いて寝る」と言っていたので人数分持っていこうと思います!(本気)
エマージェンシーシートは防寒・保温のために密閉されたシートだからベッドからの南京虫を通さないんですね。
南国で防寒用のシートを寝具に使ったらどんだけ汗だくになるか想像できませんが笑。
海外渡航外来(感染症内科)の医師とお話が出来て本当に良かったです。
ネットにも情報はあるかもしれませんが、信憑性までの見極めが困難です。
専門の方とお話することで自分が持っている情報の精査ができたので、
ネット社会の白兵戦(会ってお話を聞くこと)の大切さを学びました。
もしかすると、この記事を現地の人が読んだら『心配しすぎ』と言うかもしれませんが
家族の安全を考えたら心配のしすぎなんてないのです。
誰もが安心安全で渡航できるように、この記事よ届け!