人は働かないと食べていけない
人は働かないと食べていけない。
これはフィジーでは当てはまりません。
なぜなら、キャッサバ(主食)は至るところに生えているし、のどが乾いたらヤシの木に登ってココナッツを採ればいい🌴
デザートが食べたくなったらマンゴーの木が至るところに生えているいるので、これからの時期(9月~)マンゴーの実取り放題。
そして、実は私も育休中。
育児給付金をいただいているのでフィジー人に近しい(いや、フィジー人以上に?)穏やかな生活を送れております。
今フィジーは冬季で乾季🌞
気温は25℃前後で過ごしやすい日が続いています🌴
7/3の日本⇔フィジー直行便初日にフィジーに到着して以来、雨は1日しか降っていません。(それも通り雨のみ)
そんな穏やかな気候もあいまって、人懐っこく優しいフィジーの国民性が作られているのでしょう。
人は働かないとどうなるか
4月中旬から育児休業を取得して、早4か月。
4か月も働かないと人はどうなるのかということを、くだらない変化から価値観に影響する変化まで振り返ります。
子どもたちの写真が異様に増える
気づけば、カメラ(iPhone Plus)には1万4千枚の写真が撮り溜まっていました笑。
『おめめに砂が入ったらパチパチさせる』ということをフィジーで学んだ娘👧
えくぼがめちゃくちゃ可愛い💕(親バカ)
こんな感じでより親バカになり、子どもの写真の枚数が増えます笑。
働かなくなってからは、保育園に通っている時間以外、ほぼ子どもたちと一緒。
シャッターチャンスばかりなので、ついつい撮ってしまいます。
一眼レフカメラからiPhone Plusのカメラに切り替えたことも大きかったのだと思います。
手軽さが全然違い、撮影頻度が増えました📷
撮った親バカ写真をインスタに毎日投稿していたら、フォロワー数も2,800人になりました♪笑
※親バカ具合のわかるInstagramはコチラ
無駄な遊びを思いつく
こちらの写真は、家の敷地の広さを活かした超長い電車ごっこ🚃笑
働いていないと何ともムダな遊びを生み出してしまいます😂
また、フィジーでは息子とヤシの木登りに熱中しています🌴
フィジー人にココナッツを採ってあげられるレベルにまで到達したのですが、これは働いていない賜物ですね笑。
現地の日本人はおろか、フィジー人ですらココナッツを売る人以外はほぼ登っている姿を見たことがありません。
ヤシの木の上まで登ってドヤ顔でピースする息子
ゲットしたヤシの木とココナッツ
ボランティア精神が生まれる
今朝ゴミ拾いをしました。といっても家の前の通りだけですが。
フィジー人には、ゴミのポイ捨てがおそろしく多いのです。
後進国ではよくある風景かもしれませんが、道はゴミだらけ。
日本からの留学生は、これにカルチャーショックを覚える人も少なくないそうです。
個人的には、まぁそんなもんだろうと気にならなかったのですが、今朝ゴミを出すタイミングで思いつきそのまま家の前の通りのゴミを拾いました。
フィジーの環境に慣れきってしまった息子ですら『なんでゴミ拾いしているの?』と不思議がっていましたが、急に拾って綺麗にしたくなる衝動にかられました。
綺麗な海・青い空を想像し楽しみにして旅行に来てくれた日本人が、道端に散らかるゴミを見てショックを受けて欲しくないと頭によぎったことがきっかけです。
今度、フィジーに来てから2週間お世話になったナンディベイリゾート周辺もゴミを拾ってこようと思います。
日本が抱える慢性的なストレス
元来、私は自分の楽しみの赴くままに行動したい人間で、こんなボランティア精神に溢れた人間ではなかったのですが、どうしてこうなってしまったでしょう。
日本では、仕事と子育ての両立が必要、友人も大切にしたい、趣味の時間も欲しい、と全く時間が足りない生活を送っていました。
日本にいたときは、『そんなことより家族の時間を』『自分の成長につながることを』と極限まで時間当たりの効率を求めていて、ゴミ拾いなんて無駄な時間とまでは言わないが他の人にやってもらったら良い、と心の中で思ってしまったに違いありません。
物理的にも精神的にも余裕が生まれるとこんな優しい気持ちになれるのかと自分のことながら『自分の善意』に感心してしまいました。
私がものすごく共感する起業家、家入一真さんもある記事の中で“日本人は追い込まれている”ということを話しています。
家入:電車にベビーカーで乗ったら周囲の乗客に嫌な顔をされるとか、保育園を作ろうとしたらうるさいと言われるとか、おかしいところだらけだと思いますよ。みんな昔は赤ちゃんだったのに、いざ自分が大人になると赤ちゃんが迷惑だなんて叩くのはおかしい。
でもみんな、それくらい今追い込まれているんでしょうね。毎日満員電車に揺られる生活をして、その中でベビーカーが当たったら僕だってイライラしてしまうかもしれない。この国の慢性的なストレスをどうにかした方がいいのでしょうね。
参照:家入一真に子育てインタビューしたら「逆に子育てってなんですか」と聞き返されたので一緒に考えてきた
たびたび『寛容だよね』と言われることがある私でも、働いている時は、電車内で他人のバッグがあたることにイラッとしてしまうことあったことを思い出しました。
すれ違いざまにバッグが当たって、『チッ』と舌打ちする光景も日本の街中ではよく見かけますが、日本は異常な状態にある国といえるでしょう。
フィジーで生活していると、改めてそう思います。
その処方箋が、働き方改革なのか、そもそも労働を人生の価値観の中心に置かないためのベーシックインカムなのかわかりませんが、自分自身の気持ちの変化を記録して何が出来るかを考えていきたいと思います。